イギリス留学と紅茶と刺繍

留学の準備からイギリスでの暮らしをのんびり書きます

英国王立刺繍学校〜作品仕上げと評価〜

こんにちは😃

今日は英国刺繍学校の作品の評価が終わり、ようやく手元に返ってきたのでそのご報告をさせて頂きたいと思います。

長かった〜〜けど、創作意欲の掻き立てられるとても楽しい経験でした♪

 

①仕上げ

刺繍自体が終わると最後の仕上げとして余った布地を切ったり、飾っているうちに皺にならないよう力一杯表面の生地を引っ張って板に固定する作業があります。これをmountingと言います。

個人的にはこのmountingが一番大変でした・・・笑

少し前の刺繍の記事でレッスンの回数についてお話しましたが、、このmountingによって1回分オーバーしました泣

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レッスン1回目で配られるプリントで予習していきました。

 

作業が大変だったので写真を撮る余裕がなく、、プリントの画像と説明になりますがご容赦ください。

簡単な作業の流れは以下の通りです。

 

 ⑴出来上がり作品を刺繍枠から外す。

 ⑵作品のバランスを見て大きさを決めて余分な布を切る。

 ⑶作品を貼るための板を布の大きさに合わせて切る。

 ⑷切り取った板に何も刺繍していないまっさらな布をボンドで貼り付ける。(以下“土台“と呼びます。)

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 ⑸作品を土台の中心にくるようにかぶせ、動かないように100本くらいの針で止めます。このとき作品をぎゅっと引っ張りながら皺にならないよう気をつけます。

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 ⑹作品の余分な布を切り、カーブ状になった針で土台につけた布と作品を縫い付けていきます。糸を引っ張りながらぎゅっと力強く!

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 ⑺背面部分が美しく見えるようにまっさらな布を縫い付けます。

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以上が大体の仕上げの流れです。

これに、自分が苦労した点やこだわった点、全体的な感想を英語で記した書類と、デザイン図案や下書きなど必要書類一式を箱に入れて先生に提出し、評価をつけて返してもらいます。一つでも欠けてしまうと不備で不合格になるのでご注意!

出来上がりがちょうど夏休みの時期に入ってしまったのと私たち自身の引っ越しが重なったので、返却までに3ヶ月くらいかかりましたが、

ロンドンから日本に国際郵便で送ってもらえます。

 

②評価

評価はPDFで項目ごとに点数がつけられ、205点満点で採点、コメントもつけて返してくれます。

低い方から順に

NE(No Evidence)→IN(insufficient)→U(unsatisfactory)→

A(acceptable)→E(Exellent)→O(outstanding)

上記でJacobean刺繍の合否評価となります。

私は苦労した仕上げの部分の評価は低かったのですが、デザイン等で良い評価がもらえ無事E(Exellent)で合格できました!!(°▽°)✨

 

合格すると次の作品に進むことができ、4つの刺繍技法を学んでコース修了です。

私は帰国とその後の引っ越しやその他諸々が重なってしまったので今のところ1技法でストップしていますが、

5年間通学権利があるので、オンラインで続けたり、英国刺繍学校日本分校で続けることも可能です♪

 

長くなりましたが英国刺繍や刺繍学校に少しでも興味がある方の参考になればと思います😃