イギリス留学と紅茶と刺繍

留学の準備からイギリスでの暮らしをのんびり書きます

英国王立刺繍学校 番外編〜プチ事件たち〜

こんにちは😃

 

今日は思い出の整理として、刺繍学校で起きたプチ事件を書こうと思います。

 

①人違いサリー事件

これは刺繍学校初日に起きた事件です。

刺繍学校の初日はその日の担当の先生が守衛室まで迎えにきてクラスまで案内してくれることになっています。

私が入学した日は違うコースにも何人か新しい生徒さんがいたらしく、先生が次々に生徒さんを連れて行きます。

約束の時間から30分くらい経ったでしょうか・・・一向に私の先生が来ません。

ついにお迎えが来ないのは私だけになり、さらに20分くらい待つと“Are you Sally?”と女性の先生がきてくれました。

初めての海外プチ留学、英語もままならない状態で知り合いもおらず1時間近くぽつんと1人で待って、不安でいっぱいだったのであまりよく聞かず、

聞き取れた“S“で始まる名前なんて私でしょ!てかここに私しかいないし!お迎え遅いよ!“YES!!”と即答。

 

クラスへの道がてら先生が「あなたが考古学に興味があるなんて素敵だわ」とか「これから4年間素敵な時間になるわよ」とかなんだか話がおかしい。私の名前(さおり)を改めていうと、サリーとさおりを私が聞き間違えたことが判明。人違いであることがわかりました・・・泣

 

振り出しの守衛室に戻るとちょっと遅れて着いた本物のサリーが立っていて先生と共に去ってゆきました・・・

 

さらに15分くらい待ちました。

これからどうなるのかしら、やっぱり夫に帯同してきただけの私なんかが刺繍学校に通うだなんておこがましかったのかしらと

半泣き状態に見かねた警備のおじちゃんが刺繍学校の校長に連絡してくれました!

(アジア人は幼く見られがちなので、たぶんこのおじちゃんは私のことが10代くらいの幼い少女に見えて不安になったんだと思います。待っている間も20分おきくらいに「まだいるのー?!」と声をかけてくれました笑)

10分くらいして校長先生がお迎えに来てくださり、無事クラスに辿り着くことができました😭

担当の先生はお迎えに来るのを忘れていたらしく、ごめんね〜とたくさん謝ってくれました。

私がぽつんと待っている様子を通学の時にみた生徒さんもいて、「あなたこのクラスだったのね!一緒に行ってあげればよかったわねぇ」と皆さん優しくてホッとしたのを覚えています。

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先生が迎えに来ない時点で、自分で入学案内の資料にあった担当者に電話かメールすればよかったんですけどね・・・

電話は慣れてないし不安に潰されて頭も回転せず、ぽつーーんとずっと待ってしまいました。

 

②間違い電車事件

これは刺繍学校に通い初めて少し慣れてきた時の事件です。

刺繍学校へはキングスクロス駅から20分くらいのヴォクソール(vauxhall)駅で乗り換える必要があります。

通学を始めて最初の頃は電車の行き先と時間にかなり気をつけて乗っていたのですが、

少し慣れてくると緊張も解けて「あ〜今日もいい天気だなー」とぼんやり景色を見ながら電車に乗っていました。

いつも通り電車の中で今日の刺繍で使いそうな単語と文章を確認して、ふと外を見るといつもとなんだか景色が違う。

うっそうとした森と池のようなものが見えて、聞こえてくる駅名もなんだか違う。

いやーな予感と共にgoogleマップを開くと、知らない森の中を突き進んでいました。

急いで次の駅で降りて逆方向の電車を探すと、なんと1時間後!これじゃレッスンの半分を休むことになってしまうので、

電車とバスでいつもと違う駅から向かう羽目になったのでした。

ほぼ人のいない森の中の駅で、海外初めての迷子。

電車アプリ(citymapper)があって本当によかった。アプリ様様です。電波めっちゃ弱かったけど・・・

 

ヴォクソール駅は様々な行き先の電車が同じプラットフォームに数分おきにくるので、慣れてきても気を抜かず、

ハンプトンコート行きの電車に乗りましょう。2分前の見た目全く同じ電車に乗ると私のような目に遭います。

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やってしまった記念の1枚です。

 

 

 

以上が刺繍学校に通っていて起きた私的2大事件です。

このほかにもお弁当をお庭の鴨に狙われたり、言葉の壁による担当の先生とのゴタゴタなどプチ事件は多数発生しましたが、

そのおかげで愉快な学生生活を送ることができました笑